位牌

 位牌は大きく分けて次の4種類あります


内位牌

一般的には白木の位牌といったらこの内位牌を指すことが多く仮位牌とも呼ばれます。
簡易的な白木で出来た位牌に直接戒名や没年月日を書く場合や紙に書いた戒名や没年月日を白木の位牌にくっつける場合もあります。
本位牌が出来上がるまでの仮の位牌の意味合いが強い位牌のこと。


野位牌

地域によっては仮位牌を二つ作る場合があり、それがこの野位牌となります。内位牌と同じようなものですが一回り小さく、名の通り野で使われる位牌ということになります。


野位牌意味

現代日本の火葬率は99%ともいわれており、通常の流れとしては通夜、葬儀告別式の後火葬し大体四十九日で埋葬する事が多いと思います。
四十九日まで時間がありますので墓石に彫刻を済ませ納骨を迎えます。
お墓が無い方はそれまでに用意するか、無理なら百か日までにお墓を用意し納骨を迎えます。
しかし昔の日本は、火葬率は50%位でしたので現在60代以上の方はどなたかがお墓に土葬される場面を覚えている方もいらっしゃるかと思います。
土葬の場合亡くなると通夜、葬儀を経て土葬となります。なぜなら四十九日まで待っていたら遺体が腐敗してしまうからです。
土葬の場合その短期間で供養塔なり墓標を用意することは出来ませんので供養塔が出来上がるまで野位牌が墓標替わりになり標となるため昔は二つ必要であり、家(内)に置くための仮位牌を内位牌。野に置くための仮位牌が野位牌なのです
現在はあまり使われない言葉である野辺送りと言うものがあります。野辺送りとは喪家から墓場まで隊列を作り運び送る事をいい、それぞれ隊列にも意味があり親族や地域の人が棺桶を担いで移動していました。現代の野辺送りは霊柩車とマイクロバスの隊列となっています。
この野辺には埋葬の意味があり野位牌には埋葬で使われる位牌の意味もあります。


本位牌

通常四十九日法要(満中陰)までに用意し、故人の魂を内位牌から本位牌へと移します。
本位牌には塗り位牌、唐木位牌、回出位牌など仏壇に長らく祀るためのものです。(浄土真宗では魂の移し替えと言う考え方が無く、基本本位牌は作りません)


寺位牌

菩提寺や本山に安置するための位牌です。


※地域の風習によって呼び方が違っている場合もあります。


本位牌の種類